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読んだ本の記録と感想

中沢明子『埼玉化する日本』

日本全体が埼玉県になりつつあるんじゃないかという仮説について考えた本。

うーん、正直よくわからなかった。買い物の感度が高いとか消費の意識が高いとか考えたこともない。おしゃれなお店は気を張って疲れるし値段も高いから私はあまり行かない。お店に上中下とランクをつけているところにもびっくりした。上は具体的にどこらへんが上なんだろうと思った。きっと普段の私は意識の低い消費しかしていないんだろう。だからよくわからないのかもしれない。私はほしい時にユニクロの服を買える今の生活にとても満足している。お買い物が好きな人たちの話だと思った。

平川克美『共有地をつくる わたしの「実践私有批判」』

「共有地」をつくることについて書かれた本。

とても面白かった。共有地は私の場所でもなく他人の場所でもない共有する場所のことだと思った。でも共有するのはたぶん場所だけではなくてそれぞれ個人の私有のものもあるんだと思う。私有のものというのは個人の財産ももちろんあるし経験とか人柄とか色々なもののことだと思う。つまり共有地とは自分のものを他人と共有する場所のことだと思った。私はカフェが好きでよく行くけどあの場所も共有地なのかもしれない。最近はよく店員さんともおしゃべりをしている。ああいう場所を自分で作ってしまうのは大変そうだけどとても面白そうだと思った。あと最近の共有地は現実世界の場所以外にSNSとかにもあってこのブログも共有地に近いのかもしれないと読んでいて思った。

苅谷剛彦『学校って何だろう 教育の社会学入門』

なぜ勉強するのか、どうして校則があるのかなどを一つの答えを提示するのではなくて読者と一緒に考えていく本。

読んでいて興味深かった。私は学校が嫌いなのになんでこの本を読んでいるんだろうと思った。あの学校という異質の空間を自分なりに理解したかったのかもしれない。日本に生まれ日本の教育を受けているだけでも世界的に見ればとても恵まれているという話は本当にそうだと思った。だからこそ自分にも何かやるべきことや役割があるように私は思っている。勉強は自分のためにもちろんするのだけれど自分のものだけではなくて、いずれは社会に還元する必要があると思っている。私もそろそろ何かしらの形で社会に還元したいと思った。

小野美由紀『傷口から人生。』

就活の最終面接に向かうためにエレベーターに乗ろうとして急に身体が動かなくなってしまった女子大生のこれまでとこれからの話。

面白かった。とても読みやすくてすぐに読み終わってしまった。みんな色々あるんだよなあと読んでいて思った。「自分の魂の速度で生きること」という部分が印象に残っている。私は自分の速度で生きているのかなと思った。大学を卒業して主人公が試行錯誤しながらずっとやりたかった書く仕事に向かった時はいいぞいいぞと思いながら読んだ。その時の彼女はきっととてもいい表情をしているんだろうなと思った。やっぱり人生一度きりなのでやってみたいことをやるのが一番いい。見ていてとても応援したくなる。後悔のない納得できる人生に私もしたいと思った。

松村圭一郎『くらしのアナキズム』

アナキズムとは無政府主義のことだ。そもそも国家は必要なのかという問いについて考えた本。

とてもとても面白かった。今までに考えたこともなかった話だった。アナキズムを人々の暮らしの中に求めているところも興味深かった。来月に選挙があるタイミングでこの本を読むことができたのはとても幸運だと思う。少しずつ読んで自分でも考えながら読んだ。読み終わってみてじゃあ自分は今日から何をしたらいいんだろうと思った。他人まかせにしないで自分にできることをしようと思った。それは電車の中で席を譲ることだったり困っている人に声をかけることだと思う。世の中にはたくさんの本があって色々なことを教えてくれる。誰の目も気にしないで好きな本を好きなだけ読むことができてとても幸せだ。

内田樹 岡田斗司夫『評価と贈与の経済学』

経済や共同体について語られた本。

とても面白かった。読み終わった本を見るとふせんがたくさん貼られている。ところどころうなずきながら読んだ。古本で買ったらボールペンで書き込みがしてあった。それは買う前から気づいていて以前なら絶対に買わなかったと思う。今はそういうひとりごとのような書き込みも一緒に読みながら本を読むと名前も顔も知らないその人と2人で本を読んでいるような気がして面白かった。会話しているみたいな気分になった。若い頃は楽しめなかったことを年を取ることで楽しめるようになるなら白髪が増えるのもまあいいかなと思える。話がそれたけど贈与という言葉が印象的だった。私もどんどんパスを受けてまた次に渡していきたい。最後の恋愛と結婚の部分も面白かった。貸し借りなしだと結婚する意味がないはなるほどなと思った。小説を読むことが多いけど今回のような経済についての本も興味深いのでまた違う本も読んでみたい。

アンドリュー・スコット/リンダ・グラットン(池村千秋 訳)『LIFE SHIFT2 100年時代の行動戦略』

人生100年時代にどう学び働き生きていくか考えた本。

とても面白くてあっという間に読んでしまった。やはり勉強は大事だと思った。実験という言葉が印象に残っている。色々なことを試してみていいんだと思った。自分の行動の再帰性の話が胸を打った。自分のした行動はいつか自分に帰ってくるという話でキャリアにおいてもそれ以外の行動においても当てはまると思った。この本を読み終わっただけで満足しないで何か具体的な行動につなげたいと思った。まずは今自分がどんな場所に立っているか確認して情報を整理することから始める必要があるように思う。今の生活がずっと続いてほしいけれど会社が定年まで安泰かと言われればわからないし備えあれば憂いなしだと思った。